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地域おこしの決定版「チャンポンおじさん 地域おこし」刊行   小鴨シニアクラブ協議会

2023年7月19日

 鳥取県倉吉市小鴨コミュニティセンターで7月19日、小鴨シニアクラブ協議会会長の北村隆雄さんが書かれた「鳥取看護大学・鳥取短期大学連携 チャンポンおじさん 地域おこし(今井出版)」の出版報告会がありました。
 コロナのために日常の行動制限が本格化したころ同協議会は「ハガキ出し運動」に取り組み始めました。自粛生活により頭と体を使わないことへの対策として誰かにハガキを書き投函のためポストまで歩くことを勧めるものです。最初は小さな小さな取組でしたが、テレビ番組や全国紙で取り上げられたこともあり、この取組を始めるところが増えています。
 北村さんは「一人の考えや行動力では限界があり、アイデアを実現するためには多く人に協力してもらう」ことが必要と言い「ハガキ出し運動」を地域おこし事業に成長させました。
 まず、子どもたちに人のつながりを大切にしてもらおうと子ども向けファンタジ―「紙芝居:UFOチャンポン」を制作し小学校や児童センターで公演。北村さんは「チャンポンおじさん」と呼ばれています。
 このほかにもUFOチャンポン百万個主題歌制作、創作曲雲のシッポ制作、絵手紙講習会開催、ハガキ出し運動の効果分析・小鴨シニアクラブ健康手帳制作、小鴨音頭にフレイル体操振付制作等々、様々な人たちの協力を得て活動は広がっていきます。
 このなかで特筆すべきは鳥取看護大学と鳥取短期大学との連携です。「大学には多くの人材がいるはず」と北村さんは飛び込み営業でアタックします。これが両校の建学精神「地域に貢献する人材の育成」とうまくかみ合い地域おこし事業として加速度的に発展しました。
 小鴨シニアクラブ協議会と地域の人たちと繋がりは毎月開催する「おがもカフェ」が中心になります。歴史や文化の学習、桜並木の散策など、毎回様々な人たちが先生役で登場したり、踊りやコーラスのグループが参加と小鴨地区のみなさんの楽しみになっています。  
この日は鳥取看護大学の4年生が「フレイル予防と脱水予防」をテーマに研修会を開催し、フレイル予防には「社会参加が重要と分かって来た。つながりを失うことでフレイルが進む」、「脱水予防には筋トレが効果的である。体で一番水分を蓄えることができるのが筋肉。筋トレはフレイル予防にも最高です」と説明し、参加者はうなずき合っていました。
 手づくりで多くの協力者と作りあげた「地域おこし」は進行中です。

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