2023年7月15日

　鳥取市のわらべ館で「ケーナ・オカリナサマーコンサート」が7月15日に開催されました。奏者はオカリーナ奏者大沢聡認定講師の大西保江さんと、大西さんが代表をつとめる南米民族楽器演奏グループ「ラス・アラス」、講師をつとめるオカリナ教室のメンバーで構成された「因幡オカリナ合奏団」のみなさんです。
　オカリナは良く知られた楽器で土のやわらかな響きが特徴です。音域が約2.8オクターヴと広いトリプルオカリナの演奏も披露されました。大西さんが師事した大沢聡氏が考案されたものです。ケーナは竹製の木管楽器で尺八と同様に口をつけずに吹くために難しいそうです。ケーナの音色もオカリナ同様にやわらかなところが特徴です。
　第１部は大西さんによるケーナ独奏です。コンドルは飛んでいく等3曲を演奏しほのぼのとした音色に会場が包まれ、来場者はゆったりとし表情で聞き入っていました。第2部は出演者のみなさんによるオカリナ演奏です。うみ、夏の思い出等小中学校の授業で教わるお馴染みの曲でした。第3部は出演者全員でケーナとオカリナ演奏です。翼をください、ひこうき雲等のよく知られた曲でした。
会場のイベントホールには60名を超えるみなさんが来場、終了後には奏者と会話を楽しんでいました。「毎年楽しみにしています。こうして生で演奏を楽しめる日常はいいですね」とおっしゃっていました。
　大西さんは公民館での教室や高齢者施設や病院等で定期的にコンサートをしています。オカリナは大変親しみやすく、みなさんも始められてはどうでしょうか。
　写真の説明：ケーナを独奏する大西保江さん、コンサートの様子です。