2023年7月06日

　鳥取県米子市彦名公民館で7月6日、ふれあい大学「聴いて民謡」があり伯耆江美寿会のお二人による民謡と和楽器による催しがありました。上田美風さんは尺八と三味線を担当、江村貞寿さんは民謡を担当、福祉施設等での演奏のほか、嫁入りの花嫁道具箪笥長持ちを運ぶときの唄「長持ち唄」は「これまで百回以上」歌ったという息の合ったお二人です。
　「聴いて民謡」は全12曲を披露、江村貞寿さんが歌うときには上田美風さんは尺八で伴奏をします。貝殻節や皆生小唄等と地元の民謡から岸壁の母と民謡以外も披露されました。上田美風さんの尺八独奏では民謡小諸馬子歌と讃美歌アメージンググレースと尺八では演奏しない曲もありました。
　特に長持ち唄は歌いこまれておりお祝いムードが広がります。最近は聞く機会も少なく貴重な体験でした。津軽じょんがら節曲弾きは大迫力でみなさんを魅了していました。津軽三味線と言いますが三味線の種類ではなく弾き方の違いだそうで、それを三味線の種類が異なると勘違いしていることなど、上田美風さんの三味線談義も興味深いものでした。
　締めは「ふるさと」、江村貞寿さんの唄に合わせて上田美風さんの尺八演奏で約30名の参加者の大合唱でお開きとなりました。