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日本画と短歌で情景を表す   日本画家吉田茅穂子さん

2023年6月17日

 鳥取市にお住いの日本画家吉田茅穂子さんの「日本画・短歌展」が鳥取市文化センターで6月16日から23日まで開催されています。日本画と、その情景を詠んだ短歌を併せた展示会は「こうした試みをする人はあまりいない(鳥取県歌人会顧問北尾勲さん)」そうです。
 実は短歌との出合いは高校時代と日本画より前で、デッサンに没頭すると「自然と出てくる」と言います。
 出展16点のなかで「静かなる刻」は第53回欧美国際公募スペイン美術賞展で奨励賞を受賞した作品です。鳥取砂丘の雪景色と足跡、満月を切り取っと作品で、雪の少なかった21年1月の夕刻に砂丘を訪れ「夢中でデッサンした」と言います。吉田さんは絵を描く前に対象物を徹底的に観察しデッサンを繰り返します。そんな時に自然と短歌を詠むそうです。
 日本画と短歌の共通点を伺うと「カタチを切り取るだけでなく、自分が入り込む、同化するところは同じですね」と述べられました。
 「静かなる刻」に添えられた短歌「静かなる刻に足跡残しゆく砂丘はるかな天に続けり」
 写真の説明:1作品のみの撮影が「静かなる刻」、展示会の様子です。

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