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八頭に伝わるもうひとつの白兎伝説   八頭町郷土歴史研究家新誠さん

2023年3月19日

 このたび八頭町郷土歴史研究家新誠さんが「山の白兎伝説の謎に迫る」を出版され3月19日、鳥取県八頭町八東体育文化センターで出版記念シンポジウム「八頭に伝わるもうひとつの白兎伝説 『山の白兎伝説の謎に迫る』」が開催されました。
 平成12年に新さんの高校時代の恩師である島根県立女子短期大学石破洋教授の著書により八頭町の白兎神社が世に知られるようになったことが、郷土歴史研究の立場から調査を始めるきっかけになったそうです。
 昔、天照大神が八頭町中山に降臨された時に山頂に行宮(仮の宮)を営もうとされ一匹の白い兎が現れて道しるべし道祖神の神として祀られたことが山の白兎伝説の起こりです。新さんの著書には数多くの文献が登場しますが内容が異なる場合があります。それを一つ一つ吟味し確かだろうと思われる史実を探求していきます。
 新さんは郷土史研究は「答えのない学問」と言います。18年に及ぶ山の白兎伝説の研究は「公民館やお寺など、数多くの講演の機会をいただいた」「分からないことは史料を当たり知識を深めていく、その繰り返しでした」と言います。
 講演では、著書の内容に触れながら研究の過程を丁寧に話されました。読み応えのある興味深い一冊です。是非ご一読ください。
 写真の説明:福本白兎神社、新誠さん、著書「山の白兎伝説の謎に迫る」(今井出版)、シンポジウムでの講演の様子です。

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