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煎茶道黄檗売茶流大煎茶会「未来は」   煎茶道黄檗売茶流鳥取支部

2022年11月20日

 11月20日(日)、とりぎん文化会館で煎茶道黄檗売茶流(せんちゃどうおうばくばいさりゅう)鳥取支部(足立利喜雄会長)による大煎茶会が開催されました。
 江戸時代に誕生した煎茶道は、形式にとらわれずに煎茶を飲んで会話を楽しむ茶道として文人たちを中心に流行しました。「黄檗売茶流」は京都・宇治にある黄檗山萬福寺の茶礼から発展し、煎茶道の祖と言われる売茶翁の志とともに美しいお手前を受け継ぐ煎茶道の流派のひとつ。テーブルと椅子を使う立礼(りゅうれい)の設えで、気軽に参加できる煎茶道です。
 会場の都合やコロナ禍の影響より5年ぶりの開催となったこの日、「未来は」をテーマに午前10時から1時間ごとに茶席が設けられ、先代家元の中澤弘幸氏による特別講話が行われました。
 会場には金屏風に緋毛せんの茶席が設えられ、来場者の前でお手前が披露されました。流れるように優美な所作と凛とした美しいお手前に、参加者は見惚れ、会場には静謐な空気が流れます。お手前の後は会員が煎れたお茶が来場者に供されます。茶菓子は桃色、空色、黄色の三色が美しい「福の華」。これは海、陸、人を表しており、三体が一体となり将来すばらしい人生を送れるようにとの願いがこもったお菓子だそうです。いきいきシニアバンク登録者のTERU功山さんの尺八の演奏が流れる中、参加者は思い思いにお茶を喫し、茶菓子を味わい、豊かな時間を過ごしました。

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