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みんなで作ってみんなで食べる!芋煮会2022   とっとり震災支援連絡協議会

2022年10月22日

 東日本大震災から鳥取県に避難されている方の交流促進・生活向上を支援する、とっとり震災支援連絡協議会(会長 川西清美さん)主催の交流会が、10月22日(土)鳥取県岩美町立町民いこいの里で開催されました。交流会は東北の方にとって馴染み深いイベント「芋煮会」として2011年から開催されており、心地よい秋晴れの中、支援者など15名がイベントを楽しみました。
 芋煮会は芋煮を作るところから始まります。火起こしが得意な方は火起こし班に、調理が得意な方は調理班にと、それぞれ分かれて作業を行います。火起こし班は「火起こし名人」の川西会長の指導のもと、ドラム缶コンロの薪に手早く火を起こします。調理班はレシピを見ながら、ああでもないこうでもないと皆で話し合いながら手際よく作業を進めます。芋煮会では鳥取県生活協同組合から提供いただいた肉を存分に使い、宮城・福島の豚の味噌味、山形の牛すき焼き風、岩手の鶏のしょうゆ味と3種類の芋煮を作ります。3種類の芋煮は材料もそれぞれに違いますが、必ず入っているのはたくさんの里芋です。薪の火で煮込まれた里芋はホクホクで格別のおいしさです。参加者は3種を食べ比べ「どれも最高においしい!」「体が心から温まる」と、おいしい芋煮を堪能しました。芋煮を味わった後は、鳥取大学の学生によるなぞなぞ大会やお楽しみ抽選会で大いに盛り上がり、楽しい秋の一日を過ごしました。
 震災から11年が過ぎ、大震災の記憶は少しずつ風化しています。しかし、ある参加者の「やっとここ1、2年で落ち着いてきた」という一言に、決して終わったことではないと教えられました。「わすれないこと」「つづけていくこと」を大切に、とっとり震災支援連絡協議会は避難している方の暮らしがよりよいものになるよう今後も活動を続けていきます。

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