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熟練の話芸を楽しむ   桂文吾さん

2022年10月16日

 鳥取市の国指定重要文化財仁風閣で10月16日、仁風閣寄席がありました。出演は6代目桂文吾、弟子の7代目桂小文吾、桂小きんの噺家の皆さんです。桂文吾さんは昨年、芸歴70周年の節目に6代目桂文吾を襲名しました。現在85歳です。
 桂文吾さんは間抜けな無類の酒飲み亭主の一席です。飲めば酩酊、トラブルを起こす亭主を奥さんは家から出しません。酒を飲みたい亭主は友達に頼み、なんとか居酒屋で酒にありつきますがいつものように酩酊してしまいます。ふたりは家路につきますが、当然この友達も間抜けな者で、亭主の上着だけを送り届けます。朝、橋裏で目覚めた亭主が家に帰ると奥さんは「あんたは布団で寝ている」と。さあて、どうなることやら。
酒を飲む場面は、目の前で本当に飲んでいるかのような臨場感が漂います。仕草は酔っ払いそのものです。30数名のお客さんは関心したり笑ったりと寄席を楽しみました。
一席のあと桂文吾さんは演歌舞踊「男酔い」を披露しました。14歳のときに5代目桂文吾に入門し少年落語家として活躍しましたが、その後落語を離れ演劇を専門にしていた時期があります。現在は「笑劇座」を主宰し脚本家、役者としても活躍している桂文吾さん。85歳とは思えない踊りにもお客さんは大満足の様子でした。

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