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2017年2月28日

 青谷上寺地遺跡(鳥取市青谷町)近くの古代山陰道で柳の街路樹跡が見つかり話題を集めていますが、古代の道の駅がどこにあるのか、あったのか、いまだに謎だそうです。そう指摘するのはシニアバンク登録の中林保さん(元高校校長)。2月28日の鳥取市民大学の歴史講座「古代因幡の道の駅」の講演で明らかにしました。
 柳の街路樹跡が見つかったのは青谷横木遺跡。古代の官道「山陰道」跡、その盛り土の中から女子群像を描いた古代の板が見つかり、国宝「高松塚古墳壁画」に次ぐ女子群像絵画発見に沸いたばかりです。今度はその沿道約100メートルの区間で、平安時代のものとみられる柳の街路樹跡が見つかり、全国初の古代街路樹発見となりました。
 そんなタイミングで中林さんの歴史講座があり、40人が熱心に聴講しました。中林さんは「鳥取『地理・地名・地図』の謎」「因幡・伯耆の町と街道」などの著書で知られる郷土の歴史地理学者。古代の道(官道)▽古代の駅(駅家)▽古代因幡の道の駅-について解説しました。
 中林さんによると、古代は納税物資を運んだり、情報伝達を円滑にするために、①東海②東山③北陸④山陰⑤山陽⑥南海⑦西海-の畿内7道制のルートが設けられ、30里(約16km、当時の1里は約540m)ごとに駅や駅馬が置かれたといいます。古代因幡国には莫男駅(八上郡)、道俣駅(智頭郡)に加えて、山埼・佐尉・敷見・柏尾などの駅があったそうですが、いずれもその所在地は諸説あって、いまだに不明。柏尾駅が話題の青谷横木遺跡に近いということです。
 イラストは青谷横木遺跡の古代山陰道復元図です(鳥取県埋蔵文化財センター提供)。

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