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夏休み おもちゃ作りと科学の学習   足利裕人さん

2022年7月31日

 夏休みの工作にぴったりの科学実験講座「なつやすみ おもしろ講座」が7月31日、湯梨浜町の東郷湖羽合臨海公園あやめ池スポーツセンターでありました。講師は公立鳥取環境大学名誉教授の足利裕人さんです。5組の親子が参加し、おもちゃ作りを通して動きの原理を学びました。
 最初は割りばし、糸、プラスチック製のカエルを使い、セミやカエルの鳴き声を出すおもちゃ作りで「強制振動」の学習です。割りばしの上部には松脂(まつやに)が塗ってあり糸と擦れることにより音が出ます。糸はプラスチック製のカエル(上部は紙)と繋がっており、音は増幅されます。ギターの胴部やピアノの響板と同じ原理です。足利さんによると、最近は糸を結ぶことができない子どもも多く、手こずっていましたが手助けしてもらいながら完成させました。出来上がったおもちゃをブンブン振り回し、セミやカエルの鳴き声を楽しんでいました。弦楽器は弓毛に松脂を塗らないと音が出ないことも学びました。
 次のおもちゃはパラグライダーです。最初に四角形の紙の一片を折り重ね重くし、そこを前方にして翼のように広げ空中で離すと、紙飛行機のように飛びます。これで「浮くことと前に進むこと」を学びました。パラグライダーの材料は足利さん特製の軽くて強いカミと糸、小さな人形です。カミを翼状にし前寄りの両端に糸をシールで固定、糸の中央部に小さな人形を付け重石にします。非常にシンプルですがよく飛びます。体育館に移動し2階の客席から飛ばすと、パラグライダーは面白いように飛んでいきました。
 どちらのおもちゃも簡単に作ることができ、子どもたちはその出来栄えに満足そうでした。

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