とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」
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活動紹介

2017年1月21日

 豊かな自然と歴史に彩られた「大山さん」。日本遺産に認定され、2018年には開山1300年祭を迎えます。そこでシニアバンクに登録する専門家が講師となって県民公開講座「私たちの大山さん講座」を開くことになりました。1月から3月までの計6回、大山の歴史や自然、楽しみ方など、その魅力を学び、大山「通」になって、県民みんなで大山さんを国内外に発信していこうというものです。
 主催は伯耆国「大山1300年祭」実行委員会と新日本海新聞社。共催が鳥取県社会福祉協議会・とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」。
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 その講座が1月21日から新日本海新聞社西部本社で始まりました。受講者は定員を超える120人。今回は大原俊二さん(元米子市史編纂事務総括)が「大山さんの正体~私たちに寄り添う~」と題して大山の歴史を紹介しました。
 大原さんは大山寺の歴史を伝える古文献「大山寺縁起之巻」を6年がかりで現代語訳し、大山信仰の成り立ちを分かりやすく伝える「大山寺縁起」を出版しました。
 大原さんによると、大山は原始古代から祖先の霊魂が集まる山としてあがめられ、自分たちを見守ってくれている山、親しみを込めて「大山さん」と呼ばれてきたといいます。聖徳太子が四天王寺や法隆寺を建てた後、山陰にも上淀廃寺や大寺廃寺などができ、大山にも行者の入山が相次ぎました。大山開山は718年。出雲玉造の猟師・依道(出家して金蓮)が地蔵菩薩を祀ったのが始まりとされています。
 仏教の兜率天(とそつてん)説話では、釈迦入滅後、世界は無仏になり、極楽浄土をもたらす弥勒菩薩の出現は56億7千万年後を待たねばならないので、その間は地蔵菩薩が生きとし生けるものを救うとされています。その兜率天から大山に盤石が落ちてきて、行者たちが池の中で輝く地蔵菩薩の姿を見たといいます。これがわが国の地蔵信仰の始まりの地といわれるゆえんで、地蔵菩薩は山の神と習合して「大山権現(大智明権現)」となり、天皇から民衆まで広くあがめられ、その信仰は山陰・山陽の7か国に及んだといいます。
 大原さんは「大山さんは大智明権現社だった大神山神社と大山寺を一体化したもので、昔からっずっと私たちや生きとし生けるものを見守ってくださっている」と解説していました。

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