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淀江傘200年 企画展始まる   淀江傘伝承の会

2022年2月19日

 米子市指定無形文化財「淀江傘製造技術」を受け継ぐ淀江傘伝承の会(山本絵美子会長)主催の記念企画展「淀江傘200年~受け継がれた技~」が、2月19日米子市立山陰歴史館で始まりました。
 淀江傘の起こりは文政4年(1821)に倉吉から淀江に来た倉吉屋周蔵が傘屋を開いたのが始まりで、大正時代には製造業者71軒、年間生産量17万本にも達していましたが、戦後の洋傘の普及におされ昭和59年には最後の製造者が廃業となり、その技術が途絶える危機に直面しました。しかし、淀江傘を愛する地元有志らが翌年に立ち上げた淀江傘伝承の会が、しっかり技術を引き継いでいます。
 今回の企画展は現在の淀江傘の展示に加え、100年程前の傘や淀江傘の歴史を解説するパネル、傘制作に使用された工具類、制作過程を再現した記録映像等、淀江傘の歴史も紹介しています。
 平成2年には米子市淀江に「和傘伝承館」が建てられ常設展示をしており、山本会長は淀江傘製造技術の継承・発展と後継者育成に取り組んでいます。
 企画展は3月21日まで、ぜひ多くの皆様にご覧いただきたいと思います。「和傘伝承館」にもお立ち寄りください。

山本絵美子さん

展示 結納の品に淀江傘

企画展の様子

企画展チラシ

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