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倉吉民話の会語り初め会開催    倉吉民話の会

2022年2月14日


倉吉民話の会(会長伊佐田品子さん)恒例の「語り初め会」が2月14日、倉吉市はばたき人権文化センターで開催されました。今年はコロナの影響で会員7名での開催です。
 民話の語りは各自一話、語り順に、「三徳山の投入堂(伊佐田さん)、東郷池に舞い降りた天女(河野さん)、長谷寺の絵馬(八島さん)、小鴨長者の三人娘(北村さん)、総泉寺の鼠(友森さん)、猿とひきの餅争い(小林さん)、正月飾りと神様(土井さん)」です。
 民話は民衆の生活のなかから生まれ、民衆により口伝えで伝承されてきた説話です。このため、似たようなストーリーのお話がいくつもあるものもあり、時とともに内容も変化していきます。語られる民話の出典を押さえ、民話の伝えたい内容を後世に引き継ぐことの大切さについても話がありました。
 土井さんの「正月飾りと神様」はご自分の経験から生まれた創作民話です。30年続く保育所での注連縄づくりで、子どもたちや保育士さんとの交流のなかから「子どもたちがコマ回しやかるたとりで楽しく遊び、感謝の心を込めて『いただきます』という、そんな家庭を福の神は好きなんですよ」というお話です。土井さんの、方言でやさしく語りかける話しぶりに語り部の原点を見るようでした。
 倉吉民話の会は「むかし話を聞く会」を倉吉市立図書館で毎月第3日曜日に開催しています。コロナのため中止になったこともありましたが「地域の多くの人たちに民話を楽しんでもらいたい」との思いをもって活動を続けています。

倉吉民話の会のみなさん

語り初め会の様子

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