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「鳥取力のかたち2030」発刊     吉田幹男さん

2022年2月09日

 地域デザイン研究所所長の吉田幹男さんは、このほど「鳥取力のかたち2030」(小取舎)を発刊しました。同研究所は1972年に設立し今年50周年を迎えるにあたり、平井伸治知事が「鳥取力 新型コロナに挑む小さな県の奮闘」が発刊されたことに呼応して「50年にわたる調査研究の集大成として」また「県民に行動して欲しい」という思いから出版されました。
本書は、これから2030年に向け鳥取県内に内在する資源を顕在化させた、知事による鳥取力の基盤を、県民の挑戦でさらに発展させた鳥取県の姿を描いたもので、次の3章からなります。
 『第1章 森が活きる』では県民の住まいの周縁に広がり、県土の40%を占める里山の森林資源が「眠れる資源」となっており、六次産業を生む活きた森「林芸の森」を目指すことを提言しています。
 『第2章 資源が活かす観光』では団体による通過観光の時代から個人的な探訪体験型の観光の時代を迎えており、自然環境の中でのセラピーやトレッキング体験、弥生・古墳の遺跡群「フィールドミュージアム」の探訪など、「ヘルスアップツーリング」を提言しています。
 『第3章 産業が活きる』では定住や就労の場を固定する時代から複数の居住や就労の場をもつ時代となっており、他地域と鳥取県の双方に居住拠点を持ちながら鳥取県の地域産業にも関わりをもつ「双住働型ライフスタイル」に視点をおいた取り組みを提言しています。
 また日進月歩で進化している医療テクノロジーにより「人生120年」時代の到来が予感されており「七十代の賢年世代はもちろん、八十代の哲年陽徳世代でも、働き盛りの人達を経験と知恵で持ってけん引し、新しい仕事にも挑戦出来る人が多」く、シニア世代には「未来に希望がもてる世の中になるよう、就労の年代を終えた後も生き甲斐をつくり楽しんでほしい」と言います。
 本書は県内書店、Amazonで購入できます。ぜひ手に取り吉田さんの提言に取り組んでみてはどうでしょうか。

吉田幹男さん

鳥取力のかたち2030(小取舎)

人生120時代の世代テーマ

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