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風呂敷を見直そう    鳥取まちゼミ・絹の館サービス

2020年11月19日

 鳥取市街地のど真ん中、若桜街道・若桜橋の近くにサービス呉服店が経営する絹の館サービスがあります。常務の渡辺光子さんは、まちづくりレディ―ス鳥取の初代代表です。鳥取県内にいち早く、まちゼミを導入し、店や商店街のファンづくりを進めています。鳥取まちゼミ9年目の今年も、お客様に役立つ3つの講座を用意しました。そのひとつ、11月19日の「風呂敷包みと活用法」講座に伺いました。
 事典などによると、風呂敷の始まりは室町時代らしく、風呂に入る際に衣類を包んでおき、湯上りの時に足をぬぐうのに使ったといいます。他人のものと間違えないよう、家紋などを入れました。風呂場で使ったから風呂敷と呼んだそうです。
 やがて商品を包む商売道具になり、江戸時代にはお伊勢参りなどの旅行かばん、頭巾などに使われました。便利で用途が広いだけに、たちまち普及し、よく引き出物に使われました。たいがいの家庭のタンスには2~3枚の風呂敷があることでしょう。
 その風呂敷が近年、見直されているといいます。一時、プラスチック袋などにその地位を奪われてきたものの、地球の温暖化防止や環境保全促進などが背景になって、廃プラ運動が広まっています。
 そこで買い物袋を忘れても、風呂敷1枚あれば、急場をおしゃれにしのぐ方法や技術があることを伝えようと、風呂敷講座を開きました。
 さて、講座です。渡辺さんは真結びしても、風呂敷なら簡単にほどけることを伝え、風呂敷で素早く買い物袋やおしゃれなバッグ、三角巾をつくる方法を伝え、参加者は何度も体験しました。さらに渡辺さんは水を貯えたり、シャワーとして使える風呂敷も紹介しました。
 「たかが風呂敷、されど風呂敷」です。何でも包める風呂敷は防災用品に欠かせないものになっています。「使い勝手の良い風呂敷をいつでもバッグに入れておくと、いざというときに助かりますよ」と渡辺さん。風呂敷のある生活の見直しを勧めていました。

渡辺光子さん

風呂敷が三角巾に早変わり

風呂敷でエコバッグづくり

絹の館さーびす

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