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亀井さん検定スタート   亀井さん検定実行委員会

2020年9月08日

 戦国時代、鳥取市の鹿野城主だった亀井玆矩を顕彰する「亀井さん検定」ができ、その入門編、鹿野城下町をめぐるクイズラリーが9月12日からスタートします。今後、初級・中級・上級の検定が実施される運びです。
 亀井武蔵守玆矩(かめいむさしのかみこれのり、1557~1612年)は、琉球守とも呼ばれた戦国武将です。山陰の覇者・尼子家を復活させるため、羽柴(豊臣)勢に加わって戦い、鹿野城主になりました。亀井家は江戸時代の初め、島根県津和野町にお国替えになります。鹿野にいたのはわずか37年。しかも400年以上前の話です。しかし今もなお、西因幡(旧気高・青谷・鹿野町)の人びとは、親しみを込めて「亀井さん」と呼んでいます。
 「亀井さん」は小藩主ながら、豊かなクニづくりに励みました。領内潟湖の干拓や千代川左岸の水田開発、夏泊の海女漁やショウガ、菅笠生産の導入など産業おこしに熱心でした。今日の「敬老の日」を先取りするイベントなどを手がけ、因幡の白うさぎ神話を伝える白兎神社も創建しました。海外貿易にも熱心で、南海に漕ぎ出す進取の武将でした。その名残がお城の名として伝わっています。
 今も地域に受け継がれている〝亀井さんイズム〟。これをさらに発展させようと、令和元年に西因幡の歴史ファンや観光関係者などが集まって、亀井さん検定実行委員会(廣田敬祐委員長、10人)が発足しました。
 委員会によると、「亀井さん」ゆかりの問題を100問ほど作り、入門編、初級・中級・上級検定を行い、「亀井さん」と西因幡を売り出すことにしています。道の駅・西いなば気楽里の徳岡義広駅長は「検定を通じて、歴史にとどまらず、亀井さんや領民たちはどのようなものを食べていたのかなどを調べ、地域を再発見していきたい」と期待しています。
 亀井さん検定の入門編(鹿野城下町クイズラリー)の参加は、鹿野往来交流館「童里夢」で受け付けています。参加無料。「これのり君」バッジの認定証が贈られます。22日まで毎日。

亀井さん検定実行委員のみなさん

亀井玆矩公のキャラクター・これのり君

鹿野城下町

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