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今年も目指せ短歌賞   倉益敬さん

2020年8月17日

 南部町教育委員会の夏休みこども短歌教室が天満庁舎横の公民館であり、鳥取県歌人会会長の倉益敬さんから、楽しみながら短歌を作る「カンタンタンカ」の極意を学びました。作った歌は県内各地の短歌大会に応募します。
 短歌教室は夏休みの恒例事業で、今年は8月3日と17日の2日間あり、町内の小学生7人が参加しました。事務局によると、新型コロナウイルス感染予防のため町内の行事が軒並み中止になっているせいか、例年より多い参加者になったといいます。
 倉益さんは、子どもたちに夏の思い出や印象などを用紙に書き込んでもらいました。短歌であることや文字数(31文字)などを気にしすぎず、伸びのびと思ったことを書くよう指導しました。
 それでも、なかなか思いつかない子どももいて、子どもたち同士でああでもない、こうでもない。「今年の夏休みは何もなかった」などのぼやき声が聞こえてきます。コロナの影響で夏休みも楽しさ半減、宿題に追われている様子です。「思い出でなくても、いつもの暮らしを文章にすると短歌が浮かぶよ」と、名人のような言葉で友達にアドバイスする子どももいました。
 子どもたちは1時間ほどかけて書き上げ、倉益さんが子どもたちに質問し、話をしながら添削をしていきます。子どもたちの自由な発想といろいろな思い出話を聞きながら、倉益さんも楽しそうです。こうして2時間ほどで全員が3首前後の短歌をつくることができました。
 倉益さんによると、子どもたちの詠む短歌は大人とは違い、発想が豊かで柔軟、素直で面白いそうです。この短歌教室から毎年のように県内各地の短歌大会で入賞作品が誕生しているといいます。
 子どもたちは、2日間で一人6首ほど短歌をつくりました。そのなかから、倉益さんが選定し、第58回米子市合同短歌祭、第49回鳥取県民短歌大会、第9回山上憶良短歌賞などに応募する予定です。今年も入選の吉報が楽しみです。

生徒と倉益さん

教室風景

夏の思い出を話し合うこどもたち

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