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コロナにめげず星取祭  杉谷愛象さん・桂小文吾さん・鷲見寛幸さん

2020年8月10日

 大山町の仁王堂公園で8月10日夜、2020仁王堂星取祭がありました。コロナウイルスの感染拡大防止策をしっかり施して、およそ50人が創作落語や星空観察などを楽しみました。
 仁王堂公園は山陰道・大山インターから大山に向かって約3km、小高い丘の上にあります。高さ約10mの巨大なカラス天狗が目印です。
 星取祭は公園活用プロジェクト(世話人・杉谷愛象さん)が毎年開いているもので、4年目になります。今年は米子市の桂小文吾一座の寄席、地元音楽グループのステージ、地元教育長・鷲見寛幸さんの星空遊覧がありました。
 寄席は公園入口の休憩舎が会場です。舞台と客席の間を透明なシートで仕切り、客席もゆったりとっての開催です。出演したのは米子市児童文化センターの落語クラブで学ぶ中学2年生のわらべやだい吾さん、立川談志の孫弟子で小文吾一門に移籍した桂吾空さん、そして6代目小文吾さんです。鳴り物で伯耆江美寿会の上田美風さんが友情出演しました。
 小文吾さんは20年前につくった落語「カラス天狗」を現代風に変えて披露しました。
 「笑いは免疫力を高めます。大いに笑ってコロナを寄せ付けないようにしましょう」と切り出し、酔っぱらいの男が念力・法力・神通力を備えたカラス天狗になりたいと願う物語を演じました。「コロナコロナはトヨタの車、中国生まれのウイルスよ」などと都都逸も入り、客席は盛り上がりました。舞台はいつもの男踊りで締めました。
 芝生広場では鷲見さんが夏の星空を解説しました。真南の大山の上にひときわ輝く木星、その左下に土星が雲間から現れ、参加者は代わるがわる望遠鏡をのぞき込み、「土星は麦わら帽子みたい」と喜んでいました。公園の真上には織姫などの「夏の大三角」や天の川が見られました。鷲見さんは「大山のふもとの仁王堂公園は視界が広く、星空観察に最適なところです」とPRしていました。

桂小文吾さん

舞台と客席をシートで仕切った星取寄席

仁王堂公園のカラス天狗

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