とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」
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人生はうれしいものです     勝原公一さん

2020年4月22日

 鳥取県社会福祉協議会の情報誌などを編集している人たちの研修会が4月22日、鳥取市の福祉人材研修センターであり、とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」アドバイザーの勝原公一さんから「記事の書き方、取材の仕方」を学びました。
 勝原さんは鳥取県の地元紙・日本海新聞の元記者(元西部本社代表)です。県内各地や大阪・東京などで記者活動をし、長く1面コラム「海潮音」などを担当しました。退職後は鳥取県産業振興機構で農商工連携や6次産業化の普及に努め、いまは鳥取県社会福祉協議会の「生涯現役」事業で活躍中です。
 県社協の情報誌は、毎月発行の「県社協ニュース」はじめ、季刊誌の「志あわせへ」「HOT eye(ホットアイ)」などがあり、ボランティア・レポーターも多くいらっしゃいます。今回の研修会には鳥取市の清水はるみさんと竹本万寿子さんも参加されました。
 勝原さんは多彩な人生経験や新型ウイルス禍など最新の社会問題も交えて、わかりやすく話題提供され、小椋佳さんのヒット曲「愛燦燦」もアカペラで披露されるなど楽しい研修が続きました。以下は、その話のあらましです。

話すこと、聞くこと好きですか。それができれば、だれでもレポーターになれます。ヒトが好きなら、なおよしです。しかし、ヒトは残念ながら生老病死、四苦八苦の人生です。世直しで知られる高杉晋作は「面白きことのなき世を面白く、すみなすものは心なりけり」という辞世の句を残しました。どう生きるかは心がけ次第です。お天道さまはだれにも等しく当たります。そして、だれもが多くのヒトに生かされています。歌のように「ヒトは、うれしいもの」に違いありません。
 ♪愛燦燦とこの身に降って 心ひそかなうれし涙を流したりして ヒトはかわいい かわいいものですね ああ過去たちは優しくまつ毛に憩う 人生って不思議なものですね ああ未来たちはヒト待ち顔して微笑む 人生ってうれしいものですね♪
 レポートするときは、少しでもよいから、そのヒトの人生に触れてください。その「うれしい世界」を学びたいものです。そのためには事前取材が欠かせません。予習です。そうすると7割方、記事の構想が決まります。お会いすると、必ず驚きや発見があります。伝えたい見出しが決まると、もう記事は仕上がったようなものです。見出しが決まらなければ、いつまでたっても記事は書けません。見出しを考えながら、メモを取りましょう。時間があれば、その記事をひと晩寝かせてみてください。読み直すうちに考えが熟成して、一層よい記事になります。
 たくさんのヒトにあって、いろいろ学びましょう。

勝原公一さん

(左)「HOT eye(ホットアイ)」、(右)「志あわせへ」

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