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米子歴史ウォーク         米子観光まちづくり公社

2019年5月19日

 大山開山1300年祭の関連イベント、国史跡米子城と城下町を歩く米子歴史ウオークが5月19日あり、市内外から220人が参加し、米子城の珍しい遺構や城下町の町割りなどを学びました。米子観光まちづくり公社(川越博行理事長)のみなさんがガイドしました。米子城魅せる!プロジェクト実行委員会・新日本海新聞社主催、とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」共催
 米子市の旧市街地は、大きな震災や戦災を免れて戦国時代からの町割りが残っており、町全体が〝歴史博物館〟そのものです。米子城の外堀だった加茂川沿いには、庶民の信仰を集めた地蔵群が数多く残っており、平成29年に大山の地蔵信仰とともに日本遺産になりました。
 その米子城では昨年、竪堀、のぼり石垣などの珍しい遺構も見つかり、官民一体となって米子城とその周辺の歴史や文化遺産を売り出す活動が活発になっています。米子城やまち歩きガイドを企画・運営している米子観光まちづくり公社によると、昨年は約400件、約4,000人を案内したそうです。
 今回の歴史ウオークでは、川越理事長など8人が米子城と城下町の2コースに分かれてガイドしました。米子城コースを案内した安井利郎さんは、かつて米子城の本丸があった湊山の頂上を目指しながら、約400年前の築城当時のまま現存する石垣を中心に、米子城の歴史について解説。「のぼり石垣は、海から侵入する敵に備えた防御で、秀吉の朝鮮出兵の際に築かれた倭城に見られた手法。米子城を築城した吉川広家は朝鮮出兵しており、その手法を持ち帰ったのでしょう」と解説していました。
 参加者は城の頂上から見渡す米子市街地や大山、日本海、中海など360度の大パノラマに疲れを癒やし、下山後は米子市美術館の「北原照久コレクション展」や山陰歴史博物館の企画展「米子城にまつわる人々」にも立ち寄り、米子のまちを満喫しました。

米子城の石垣について解説する安井さん

かつて天守閣のあった頂上から見渡せる米子市街地

登り石垣

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