2016年6月03日

　鳥取県の人材銀行「とっとりいきいきシニアバンク『生涯現役』」の登録者・君野弘明さん（八頭郡）の健康教室が倉吉市の小鴨公民館でありました。小鴨シニアクラブ（北村隆雄会長）が開いたもので、マラソン優勝歴１７２回の君野さんが「元気に長生きする秘訣」を説き、毎日欠かさないストレッチ体操を紹介しました。
　君野さんがマラソンを始めたのは４０歳になってから。これまでに４５都道府県で優勝し、海外へも何度となく遠征。７３歳でペースメーカーを入れましたが、今でも５キロのジョギングを欠かさないといいます。
　講演の中で君野さんは「走ると脳が喜ぶ。ランナーズハイという。だから優勝するランナーは、みんないい顔をしてゴールに飛び込んでくる。マラソンのテレビ中継を見るときは、だれがいい顔しているかで勝者がわかる」と。ジョギングのほかに自転車、ウエイトトレーニング、空手、卓球なども定期的にやっており、「運動すれば、ご飯もおいしい。食事は健康の源。目標は東京五輪でマラソンを観戦すること。運動することを忘れず、自分を愛して生活すれば、長生きできる」と力説されていました。講演の後は、寝床でできるストレッチの仕方を実演。参加者との意見交換が続きました。