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新御代替わりは雅楽でお祝い       鳥取雅友会

2019年4月30日

 平成最後の4月30日夜、湯梨浜町の東郷湖近くにある伯耆一ノ宮・倭文神社(米原尊仁宮司)で、御代替わりを祝う雅楽の奉納があり、平和だった平成に感謝するとともに、新時代の繁栄を願いました。およそ200人が見守りました。
 倭文神社は5月1日が例大祭です。今年は平成から令和への御代替わりとあって、宵宮で雅楽を奉納することにしました。雅楽は日本古来の音楽と中国などから伝わった音楽が融合して平安時代にできた古の音楽で、世界最古のオーケストラといわれています。貴族などが一子相伝で守り伝え、皇室の行事に欠かせないものとなっており、ユネスコの無形文化遺産にもなっています。
 雅楽を奉納したのはシニアバンクに登録する鳥取雅友会(森川道弘代表)の15人です。10月の新天皇即位礼でも演奏される「太平楽」や「傾盃楽」「環城楽」、森川代表が竜頭をかぶって舞う舞楽「陵王」の4曲を厳かに優しく奏でました。演奏の合間には三谷広大副代表が雅楽に使う打楽器・弦楽器・管楽器を一つひとつ紹介するなど、雅楽の魅力を報告しました。三谷副代表は「御代替わりに、しかも一ノ宮さんに雅楽を奉納でき、光栄です」と感激の様子でした。
 倭文神社は安産の神様として有名ですが、社伝によると、大国主命の娘・下照姫命が出雲から海路やってきて、安産指導や農業開発、医薬普及に努めたといいます。その墓とみられていた塚から一ノ宮大明神と刻まれた銅経筒や金銅観音菩薩立像などが見つかり、経塚は国の史跡に、出土品は国宝に指定されています。

鳥取雅友会のみなさん

舞楽「陵王」も奉納

国宝「銅経筒」のレプリカ

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