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人も〝満開〟 鳥取の桜まつり     ハッピー・ウクレレ・ハーモニー、鳥取ベンチャーズ

2019年4月07日

 第30回「ふるさと鳥取桜まつり」が4月6、7の両日、鳥取市の中心市街地、満開の袋川桜土手であり、大勢の花見客でにぎわいました。シニアバンクに登録の音楽バンドもがんばりました。
 袋川の桜土手は、桜の大木200本ほどが1km余りにわたってトンネルをつくり、鳥取城跡・久松公園、布勢運動公園などとともに鳥取を代表する桜の名所になっています。
 実はこの桜土手、市民の熱い思いが詰まっています。大正時代には若桜橋~湯所橋で、市内の小学生が分担して桜の苗木360本を植え、自慢の桜土手をつくりました。ところが、鳥取大火(昭和27年)で大半の成木が焼けてしまいます。これを見かねた鳥取大学卒業生の故・瀬川弥太郎さんが、昭和35年ごろから桜の苗木を送り続けて桜土手が復活しました。〝桜の恩人〟瀬川さんの顕彰碑は智頭橋の「きなんせ広場」そばにあります。
 その志を継いで、市内の若者グループが始めたのが「ふるさと鳥取桜まつり」です。今年で30回になりました。市からの一部助成はあるものの、若者たちが実行委員会(岡本大明委員長)をつくり、協賛者を募り、資金集めする手づくりイベントを続けています。
 まつりのメーン会場は「きなんせ広場」とその周辺です。今年のステージにはダンスとライブの16団体が集まりました。シニアバンクからは2団体が出演しました。鳥取ベンチャーズ(宮部兼寿代表)は「バッドマン」など20曲を元気よく演奏し、夜桜見物を盛り上げました。ハッピー・ウクレレ・ハーモニー(小幡潔代表)は「見上げてごらん夜の星を」「さくらさくら」などを歌い、演奏しました。
 このほか、まつりでは自衛隊の活動パネル展、県内の学校で教壇に立つジャマイカの先生たちの国際交流、わらべ館の紙芝居などもありました。岡本委員長は「桜も古木になり、施肥や植え替えなどが課題になっています。官民連携して桜土手の景観を守り育てるまつりになるようがんばります」と抱負を語っていました。

ハッピー・ウクレレ・ハーモニー

にぎわう鳥取の桜土手

満開の桜土手、袋川にはカヌーが浮かぶ

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