2018年10月24日

　岩美町の高齢者大学ハーモニカクラブ（吉村正紀代表、８人）は１０月２４日、町内の介護老人福祉施設・岩井あすなろを訪ね、童謡などを演奏し、感動のひと時を過ごしました。
　ハーモニカクラブは４月から毎月１回、介護福祉士の佐々木洋一さんの指導で練習を重ねてきました。目標は１０月の仕上げ学習で福祉施設を慰問し、成果発表すること。「ハーモニカの音色には思い出を呼び覚ます〝魔法〟がある。感動の楽器だ」というのが佐々木さんの持論で、その感動をクラブ員にも伝えたくて慰問の運びになりました。
　演奏したのは秋にちなんで「もみじ」「旅愁」「里の秋」などの童謡と往年のヒット曲「ここに幸あり」「星影のワルツ」など合わせて１０曲。デイサービスの２９人が合唱しました。歌うたびに参加者の歌声は大きくなり、佐々木さんの問いかけにも、おばあさんたちは「知っている歌ばっかりで楽しいです。最高です」と大喜びでした。吉村代表も「まだまだ未熟ですが、喜んでいただけて良かったです」と満足そうでした。
　会場のホールには「あなたの笑顔が宝物」と題して、こんな掲示がありました。
　還暦　６０歳でお迎えが来たときは、今は留守だと追い返せ
　古希　７０歳でお迎えが来たときは、まだまだ早いと追い返せ
　喜寿　７７歳でお迎えが来たときは、せくな老楽はこれからだと言え
　傘寿　８０歳でお迎えが来たときは、なんのまだまだ役に立つと言え
　米寿　８８歳でお迎えが来たときは、もう少しお米を食べてからと言え
　卒寿　９０歳でお迎えが来たときは、そう急がずともよいと言え
　白寿　９９歳でお迎えが来たときは、頃を見てこちらからボツボツ行くと言え

　※写真上：いわみ高齢者大学ハーモニカクラブのみなさん（右端が佐々木さん）