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〝同行二人〟は楽し       ことぶき劇団ふたり

2018年7月25日

 大山町の名和公民館ことぶき学級は7月25日、名和保健センターであり、「ことぶき劇団ふたり」が「後醍醐天皇ゆかりの地を訪ねて」を口演しました。約80人が受講しました。
 ことぶき劇団ふたりは榧野省吾さん(米子市)と島谷修さん(境港市)がつくったもの。2人は鳥取県高齢者大学ことぶき学園の卒業生。旅好きの趣味が同じとあって、一緒にあちこち巡ってきたといいます。尼子一族、後醍醐天皇、古事記、芋代官、「ゲゲゲの女房」などのゆかりの地を訪ね、四国88カ所、米子城下などを歩いて、8年ほど前から榧野さん演出、島谷さんパソコン操作で山陰の名所案内の口演会を開いています。
 この日は名和長年の本拠地ということで、「後醍醐天皇隠岐配流の道」(美作・備中編)を解説しました。後醍醐天皇は鎌倉幕府討幕計画が露見して捕まり、京都・笠置山から隠岐島に流罪となりますが、この道中のハイライトは天皇奪還を目指す備前国の武将・児島高徳でしょう。榧野さんらは奪還作戦が展開されたといわれる播磨・備前国境の船坂山、播磨・美作国境の杉坂、院庄の作楽神社などを丹念に回り、それぞれの土地柄を写真などで紹介しました。
 作楽神社は文部省唱歌「児島高徳」(岡野貞一作曲)ゆかりの地で、その曲が会場に流れると、「天勾践(こうせん)を空しうする莫(なか)れ。時范蠡(はんれい)無きにしも非(あら)ず」と元気良く歌う参加者もいました。戦前の学校教育では南朝の忠臣・児島高徳は楠木正成とともに国民的英雄でした。
 また、米子市の涼善寺には勤王児島高徳の碑がありますが、榧野さんが「鳥取県の前知事・片山善博さんはその子孫」と伝えると、会場からは「へー」「ホー」の声が上がっていました。

 写真下:写真や図で後醍醐天皇の足跡を紹介

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