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大河ドラマ・朝ドラ候補はこれだ!   吉島潤承さん・北村隆雄さん・田中精夫さん

2018年5月27日

 鳥取県ゆかりの人物をNHKなどのテレビドラマに推挙する運動を展開中の「歴史大河ドラマを推進する会」は5月27日、鳥取市の県立図書館で総会を開き、新たな候補3人を報告しました。9月の「とっとり県民の日」に選考会を開き、放送実現に向けて県民運動をおこすことにしています。鳥取県社会福祉協議会・とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」共催。
 歴史大河ドラマを推進する会は既に、大河ドラマに岩美町出身の外交官、澤田節蔵・廉三の兄弟と混血孤児救済を進めた廉三の妻・美喜の物語「三愛のクニヘ」、朝ドラに婦人参政権運動の先駆けとなった看護婦・碧川かたの生涯を描く「童謡赤とんぼの母」をそれぞれ決め、NHKなどにドラマ化を要請していますが、これを県民運動に広げるために、引き続き候補者発掘を進めています。
 新たに発掘したのは、①織田信長によって焼き討ちされた比叡山延暦寺や毛利・尼子の争いのなかで焼失した大山寺などを復興し、大山寺中興の祖といわれる豪円和尚②日本で初めて「田植え定規」を考案し、全国に美しい田園風景を広げるとともに、田の草取りから農民を解放する中耕除草機(太一車)を開発した久米郡小鴨村生まれの中井太一郎―の2人。これに昨年落選した山陰の小大名・亀井玆矩も、安来市の山中鹿之介の大河ドラマ化運動と連携する形で再挑戦することになり、合わせて3候補がそろいました。
 それぞれの提案理由は、大山寺圓流院の前館長・吉島潤承さんが豪円和尚、小鴨地区振興協議会歴史文化部会長の北村隆雄さんが中井太一郎、郷土史家の田中精夫さんが鹿之介・玆矩の義兄弟について報告しました。このうち北村さんは今でも使
用されているアルミ製の「太一車」を持ち込み、減農薬の米づくりに欠かせない農具として米づくり農家に重宝されていることや東南アジア、アフリカなどで利用が広がり、世界の食糧危機対策に貢献する鳥取発の技術として注目されていると強調していました。
 歴史大河ドラマを推進する会は9月8日、米子市淀江町のさなめホールで「歴史大河ドラマ候補選考会」を開き、来場者による投票で鳥取県発の新たな候補を決めることにしています。先行する「三愛のクニヘ」「童謡赤とんぼの母」は、それぞれに研究会ができて、主人公の調査研究や原作の元ネタづくりが進んでおり、新しい歴史大河ドラマや朝ドラ候補の誕生で、県民のテレビドラマ化への関心はますます高まりそうです。

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