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活動紹介

2018年3月11日

 因幡国司で日本最古の歌集「万葉集」をまとめたとされる大伴家持は2018年が生誕1300年。これを記念して因幡国庁があった鳥取市国府町ではイベントが続いていますが、3月11日には国府町コミュニティセンターで早苗ネネさんの「和歌うた」コンサートがあり、万葉の里はいにしえの歌心に染まりました。シニアバンクからは地元の澤田勝さんが出演、得意のサックスでオープニングを飾りました。
 家持は天平宝字3年(759年)の正月に「新(あらた)しき年の始めの初春の今日降る雪のいや重(し)け吉事(よごと)」と詠み、万葉集最後の歌(4516首)に収めました。家持が因幡の地で詠んだ唯一の歌とされ、「千の風になって」を作曲した新井満さんがこれにメロディーをつけて、町民は親しみを込めて歌っています。
 生誕1300年記念事業実行委員会(木村肇会長)は、万葉の里の取り組みをさらに広げるため、万葉集や百人一首、源氏物語など古人の歌や詩に曲を乗せて歌手活動をしている早苗ネネさんを招き、「和歌うた」コンサートを開きました。早苗さんはポップ・デュオ「じゅん&ネネ」のひとり。いまでは「和歌うた」を商標登録するほど、百人一首すべてに曲をつけてCD化するなど、いにしえの歌の魅力発信をライフワークにしています。
 「和歌うた」コンサートは、休憩をはさんでおよそ3時間。澤田さんがサックスで家持の正月祝い歌、得意の「糸」、「じゅん&ネネ」のヒット曲「愛するってこわい」の3曲を披露し、スタートしました。早苗さんは「田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士のたかねに雪は降りつつ」(山部赤人)、「花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」(小野小町)など和歌の組曲を次々に歌い上げます。ステージには歌のイメージ映像が流れ、会場はいにしえの世界に包まれました。
 コンサート後半は出演者全員が万葉衣装で登場。早苗さんの解説とともに、額田王や大海人皇子などの恋歌などが続きます。ちょうどこの日が東日本大震災7周年とあって、犠牲者への黙とう、平和を訴える「さよなら戦争」の大合唱、アンコールで「愛するってこわい」のサービスもあって、盛り上がりました。早苗さんは「家持先生のゆかりの地に招かれ光栄。万葉集の歌にももっと曲をつけて、また来たい」と約束していました。

 ※写真上:澤田勝さん
  写真下:早苗ネネさん

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