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活動紹介

2018年3月04日

 大伴家持生誕1300年の記念行事・香道体験講座が3月4日、鳥取市の因幡万葉歴史館であり、志野流香道鳥取教場の小泉幸子さんが講師を務めました。18名が参加。
 香道は華道、茶道と並ぶ三大芸道の一つ。奈良時代に仏教とともに日本に伝えられました。当初は供え香(仏事に供えるお香)として儀式などに用いられましたが、平安時代には衣服や室内に香りを漂わせる薫物(たきもの)として貴族に広まり、室町時代の東山文化で香木(炭で炷(た)くと香りのする木)の香りを鑑賞する香道が体系化され、今日まで受け継がれています。
 その香りを嗅ぐことを香道では「聞く」といいます。静寂のなか、心を落ち着かせて香りに耳を傾けるという意味だそうですが、香道には香木を炷いて香りを味わう聞香(もんこう)と、香りの違いを嗅ぎ分ける組香(くみこう)の二つがあり、この日の参加者は小鳥香(ことりこう)と琴玉香(きんぎょくこう)という組香を楽しみました。
 小鳥香は5種類の香木を紙に包んだものを2セット作り、セットの中から一つずつを入れ替え、炷いたものを順に聞き、同じ香りのある、なしを当てるというもの。小鳥香の場合、指定された五文字からなる鳥の名前(「ほととぎす」など同じ文字が2つ含まれる鳥)のなかから解答するなど、解答の仕方にも趣向が凝らされています。
 琴玉香は最初に2種類(琴・松風)の香木を炷いて聞き、香りを覚えます。そして琴と松風を混ぜ合わせたなかから5つを取り出して順番に聞き、どちらの香りかを当てるというもの。琴と松風を題材にした短歌をもとに考案されたそうで、家持誕生祭にちなんだ風流な遊びになりました。
 小泉さんは「香道は芸道なので、作法など厳格なものもあるが、何より香りを楽しむことから香道に親しんでください」と呼びかけていました。
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 小泉さんが所属する志野流は志野宗信を流祖とし、約500年続いています。茶道の家元も兼ねており、鳥取藩支藩の池田仲雅が志野流の茶道をたしなんだことがきっかけで、茶道とともに香道が鳥取に広まっていったそうです。
 
 ※写真上:小泉幸子さん
  写真下:香りを楽しむ参加者のみなさん

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