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活動紹介

2017年10月25日

 鳥取市・旧気高郡の曹洞宗護持会(地原達夫会長)は鹿野町の松泉寺で婦人の集いを開き、清末忠人さん(鳥取自然に親しむ会会長)から「自然は面白い」という話を聞きました。約80人が聴講。合唱あり、実験ありの楽しい講話に、みなさん「ヘエー、ホー」の連続でした。
 清末さんは黒住教鳥取大教会所の名誉所長。元小学校長で昭和天皇や宮家に鳥取の自然について何度もご進講されています。その博識ぶりで、これまでに20冊余りの本を出版。このほど米寿を記念して6冊目の「さんいん自然歳時記」を出版したばかりです。
 この日も身近な自然の面白さ、不思議さを次々と披露しました。鳥取砂丘などに自生するコウボウムギは習字の筆になり、弘法大師が好んで使っていたこと、お盆のころ現れるショーロートンボは台湾から飛んできて冬には死滅するものの、繰り返すことで少しずつ生存領域を広げていること、長崎アゲハチョウは鹿野城山などでも見られるようになってきたこと-などを紹介しました。
 また、鳥取市の長田神社にあるタラヨウの葉を使って実験。その肉厚の葉に文字を書き入れると、いつまでも消えないこと、その葉を火であぶると黒い模様が現れて吉凶に使えることなどを説明。インドは経文を多羅の木に書いたので、それにちなんで日本ではタラヨウと呼び、葉書の語源になったと言います。ちなみに湯につけると文字が消えるのはアオキの葉で、秘密文書によく使われたそうです。
 さらに清末さんは、神様、仏様が生み出したものに、いらないものはないと紹介。ノミは陸上競技のジャンプ力向上の先生となり、カメムシはその凍らない血液で自動車の不凍液研究に貢献し、カビは薬や酒やカツ節づくりなどに役立っています―など、それぞれの持ち味を説いていました。
 講話のなかで清末さんは童謡唱歌も披露。「スズメの学校」の先生はムチをふりふり、「メダカの学校」はだれが生徒か先生か、と合唱しました。清末さんは「歌は世につれ世は歌につれとは言うものの、生徒の目線でわかるように指導するのが先生」と、いまどきの学校現場に注文をつけておられました。

 ※写真上:筆になるコウボウムギを紹介する清末忠人さん
  写真下:曹洞宗の婦人の集い(松泉寺本堂で)

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