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2026年7月14日
7月14日、鳥取市の修立地区公民館で練習する「ヘルマンハープアンサンブル」(代表塩崎洋子さん)を取材しました。部屋には澄んだ音色が響き、4人のメンバーが演奏会に向けて曲の合わせをしていました。
ヘルマンハープは、1987年にドイツのヘルマン・フェーさんが考案した弦楽器です。五線譜が読めなくても、弦の下に専用の楽譜を差し込み、記された音符の位置の弦を上から下へ弾いていくとメロディーが生まれます。昨年度の大阪・関西万博では、障害の有無を超えて編成されたバリアフリーオーケストラや、70才以上のシニアオーケストラが演奏するステージが開催され、誰もが楽しめる楽器として注目を集めました。
ヘルマンハープアンサンブルのメンバーは、楽器と出会った時期も場所もそれぞれ異なりますが、共通していたのは心にしみる優しい音色に惹かれたということです。
あるメンバーは、演奏会に行った時に「ひいてみられませんか」と声をかけられたことがきっかけで、この楽器を始めたそうです。楽譜を覚えなくても演奏でき、年齢を重ねても続けられます。軽くて持ち運びも便利だと話していました。
グループは2015年、鳥取市中心市街地のパレットとっとりで初めて演奏しました。わらべ館で年1回開くコンサートは今年で10回を超え、地域に根付いた活動となっています。
先月は地域の小学校で演奏を披露し、交流した低学年の児童が初見で「きらきら星」を弾く場面もありました。楽器の親しみやすさが伝わりました。また、デイサービスでは高齢者が自らヘルマンハープを奏でることもあり、一曲を弾き終えると笑顔がこぼれるといいます。
取材では、私自身もヘルマンハープを体験しました。1回目で「もみじ」のメロディーを奏でることができました。二人であわせると音が重なり、より豊かな響きとなります。誰でも音楽の楽しさに触れられる、その魅力を感じました。
メンバーは音楽の力で癒しを届けられることにやりがいを感じながら、今日も音を紡いでいます。