2024年6月02日

　鳥取県日野町黒坂の本通りで６月2日、黒坂フェスタがありました。主催は黒坂フェスタの会（代表梅林敏彦さん）、黒坂を賑わいのあるまちにしようと2019年に発足し、毎月のようにイベントを開催し、すっかり地元に定着しました。旧黒坂小学校での開催が多いなかで、今回は商店街として賑わった本通りでの開催です。
　今月の黒坂フェスタのテーマは１日だけの「復活！黒坂商店街」、明治、大正、昭和、平成と長きにわたり黒坂の人々の生活を支え親しまれてきた平野百貨店が帰ってきました。
　そのほか黒坂の取れたて野菜販売の黒坂野菜クラブ、根雨の老舗お茶屋による茶席など地元の方々の出店のほか、境港の漁師さんチームの鯛そうめん、オットーさんの屋台等々、３０店舗程度出店しました。空き家や空き地を活用した取組で本通りは往年の賑やかさが復活しました。
今年度新たに黒坂フェスタに鳥取大学の２つの学生グループが参加します。梨で結ぶ「結梨（ゆいりん）」と「ばばのばプロジェクト」です。結梨は柿プリン販売、ばばのばプロジェクトは駄菓子屋とたこ焼きなどで賑わっていました。両グループとも町内各所の見学や日野学園との話し合いを進めており、今後どのように展開するのか楽しみです。
代表の梅林さんは「空き家や空き地の活用は地元の人たちの熱意が結びついた結果です。鳥取大学の学生さんグループの参加により若い力も加わりました。一日限りですが、こういう取り組みを重ねることで自信が生まれ、今後が楽しみです」とおっしゃっていました。
80代の女性は「生まれ育ったところで催しがあるので、久しぶりに訪れました。思い出がたくさんある根雨が昔のように賑やかになればいいですね」とほほ笑んでいました。
写真の説明：「復活！黒坂商店街」の様子、取材インタビューを受ける梅林代表です。