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2022年6月24日
倉吉市美術展覧会写真の部で審査員を務める写真家松原幹夫さんは、米子市の商店街活性化の取り組みに一役かってます。
米子市は若い人たちに商店街を見てもらい素直な意見を聞かせてもらうことにより、若い人たちが歩きたくなる、集えるような場所を商店街のなかに作ることができないか検討が始めています。芸術作品が専門で、美術展覧会では写真撮影の基本構図から撮影にどれだけの情熱を注ぎ込んだかが作品に現れると熱く語る松原さんですが「写真記録は動画にはない、見る人の想像を掻き立てる魅力がある」と語ります。
6月24日には、米子工業高等専門学校の学生さんがフィールドワークとして米子ほんどおり商店街等を歩きお話しを伺いました。最初に訪れたのは(株)スペースシフト米子衛星データ研究所、米子市の特産品である白ネギ生産者と連携して衛星データによる実証プロジェクトの研究拠点です。学生たちは「地元に最先端の研究施設がある。農業と人工衛星、なんかすごいよね」と驚きの表情を浮かべていました。
フランス人ミカエルさんがやっているゲストハウスの訪問では「ボロボロで雨漏りがひどかった」が多くの外国人に米子を訪れて欲しいという思いでオープンにこぎつけたこと。和楽器専門店三国屋楽器店の田村悟朗さんには和楽器の魅力などを三味線の演奏を交えながら伺い、様々な人たちが商店街で活動していることを知りました。若い人たちの柔軟な発想で商店街が魅力的になることを期待したひと時でした。
そして松原さんは、アーケードの撤去が決まっているこの商店街の「記録写真を撮っていく」と、その構想を語っていらっしゃいました。
街を元気にするために取り組む人々の行動が、近い将来花開くことを願うばかりです。