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2022年5月13日
5月13日、福井伸一郎作品展Ⅲがコミュニティプラザ倉吉百花堂で始まりました。22日まで。福井さんは山上憶良の会や倉吉文芸編集委員会に携わっていますが、海外の旅も大切なライフワークの一つ。30代から撮りためてきた記念の写真を題材に俳句を詠んだ作品28点を「行ってみたいな よその国」のテーマで作品展を開催中です。
訪れた国(作品)は13か国、フランス、スペイン、イタリア、オーストリア、サウジアラビア、クウェート、韓国、中国などです。
1986年、最初に訪れたのは中国西安です。シルクロードの起点と言われるこの町の夕日に、世界につながる壮大な物語に思いを馳せたと言います。
作品の表題「西安の落陽」-俳句「落陽の絲綢之路(シルクロード)をたどりけり」
2019年に船上で撮影したジブラルタル海峡も強く印象に残っているそうです。古代から交通の要衝、地中海世界の出入り口としてしばしば大きな歴史の舞台に登場する地です。旅程では深夜の時間帯にあたるため撮影をあきらめていたが、変更となり明け方の風景を撮ることができました。福井さんには様々な歴史上の出来事が浮かび胸躍ったことでしょう。
作品の表題「ジブラルタル海峡」-俳句「春暁のジブラルタルや胸躍る」
コロナのため海外旅行は難しい状況ですが、終息後は「ロッキー山脈、キリマンジャロ。行きたいところはたくさんある」と言います。福井さんは次の構想を練っているのかも知れません。