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2021年4月21日
4月21日、鳥取県立福祉人材研修センターにおいて、鳥取県社会福祉協議会発行の福祉の情報誌「HOT eye」制作協力者連絡会があり、取材、執筆に協力いただいている方々等を対象に記事の書き方・取材の仕方に関する勉強会が開催されました。
講師は、(株)新日本海新聞社で各支社長、事業局長等を歴任され、今年3月までとっとりいきいきシニアバンクコーディネーターとして活躍された勝原公一さんです。
豊富な知見と経験に基づくお話は示唆に富み、伝達を目的とする文章を書くうえで留意すべきことについて事例を交えながら講義していただきました。
何点か強く印象に残ったことを書きます。
〇5W1Hは分かりやすい文章の基本
5W1Hを意識して書くことが少なかったように思いました。基本中の基本。また、主語と述語は近く文章は短いほうが理解しやすい。
〇書くことはよく聞くこと
読み手に正確に伝わることが第一で、そのためにはよく聞くことが重要。思い違いや曖昧な点を残さないように
〇読者の視点で書く
書き手の思い込みが強すぎると読者に伝わりづらい内容になってしまう。読者の視点、関心を考えること
〇事前取材の重要性
十分な取材時間を取れないもの。略歴、功績、最近の言動等を入手して取材に向かえば、短時間で気持ちよくインタビューできる。
〇文章は一晩寝かせる
書くときは気持ちが高ぶっている。一晩おくと冷静に確認でき表現も柔らかくなる。
〇書き方に決まったものはない いかに情熱、魂を注ぎ込めるか
書き手の意識が低ければ絶対に良い記事は書けないと実感しました。
質問が飛び交う熱気に包まれた勉強会でした。