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2020年10月29日
「まんが王国とっとり」の応援団・まんが似顔絵市民フォーラム(河本義永代表)は10月29日夜、倉吉市の倉吉シティホテルで「まんが似顔絵トーク&MALTAライブ」を開き、まんが似顔絵入りの名刺づくりをPRしました。
まんが似顔絵市民フォーラムは2018年に立ち上がったもので、作画担当は倉吉市出身のかわにしよしとさん(本名・川西義人)です。読売新聞に長く風刺漫画や政治漫画を描いてきた漫画家で、これまでに描いたまんが似顔絵は、市民フォーラム仲介分だけでおよそ500人にのぼります。
市民フォーラムは、そのまんが似顔絵を名刺に入れる運動を進めています。「世の中は人と人の出会いから。県民みんなが名刺を持って県内外へ発信すれば、交流人口は広がり、観光客誘致につながる。漫画家の育成にもなる」というわけです。ですから、まんが似顔絵づくりの目標は全県民55万人です。似顔絵づくりは5,000円。1,000円追加すれば、名刺も100枚作れます。
そのかわにしさんが倉吉市にUターンしてきました。これを機に倉吉市は市報「くらよし」で4コマ漫画をはじめ、ふるさと納税の返礼品に「似顔絵まんが」も加えました(1万円以上)。これに刺激された南部町と米子市も、ふるさと納税の返礼品に鳥取県美術家協会長の加藤哲英さんの似顔絵肖像画を加えて、ふるさと納税をPRしています。
これらの活動に弾みをつけるため、「コロナに克つ まんが似顔絵トーク&MALTAライブ」が開かれました。集まったのは約120人。倉吉市市長の石田耕太郎さん、倉吉商工会議所会頭の倉都祥行さんらがお祝いに駆け付け、鳥取県知事の平井伸治さんも祝電を寄せ、気勢をあげました。出席者の7割はまんが似顔絵名刺の所有者。会場のあちこちで、和やかで笑顔の絶えない名刺交換が続きました。
かわにしさんはトークのなかで政治漫画の裏話を披露しました。それによると、組閣翌日の新聞に入閣者の横顔が似顔絵とともに紹介されますが、政治部記者の情報をもとに、あらかじめ40~50人分の似顔絵を準備しておくそうですが、サプライズ人事にはいつも泣かされたといいます。
MALTAさんは倉吉西中ブラスバンド部で、かわにしさんの後輩、顔なじみです。この日できたばかりの似顔絵を披露し、「よろしんじゃないですか、気に入っています」と満足そう。「リンゴ追分」「アイラブ大山」「コーヒールンバ」など6曲をパワフルに演奏し、会場を盛り上げました。