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里山には遊びがいっぱい   里山地域研究会

2020年8月22日

 子どもたちに里山や自然の大切さを伝えている三朝町のNPO法人・里山地域研究会(田栗泰典理事長)は8月22日、町内の竹林で竹を切り、その竹筒でご飯を炊き、カレーライスにして食べる「みささ青空体験塾」を開きました。子どもたちと保護者、スタッフ合わせて60人余りが参加しました。
 里山地域研究会が運営する「みささ青空体験塾」(吉田定夫塾長、44人)は2012年から毎月、田植え・稲刈り・川遊び・バーべキュー・そり遊び・そば打ちなどを楽しんでいます。今年はコロナの影響で、5月から活動を再開しました。この夏休みは、キャンプ気分を体験しようと、竹筒でご飯を炊くことにしました。
 子どもたちは長靴にマスク姿で、同町若宮の裏山の竹林に入り、竹の伐採を体験しました。「竹を倒す側に3分の1ほどの切れ込みを入れ、のこぎりはその裏側、2cmほど高いところから入れましょう。竹が割れたり、裂けたりしなくなります」と、吉田塾長のアドバイスを聞いて竹を切り倒しました。
 会場を桜づつみ公園に移し、竹コップづくりの後、太い竹筒20本ほどを使って、ご飯を炊きます。それぞれの竹筒には3合の米と水。飯ごうなら20分ほどで炊き上がるところですが、竹なので50分。吉田塾長は火の焚き付け方について、新聞紙―段ボール―小枝―マキの順に燃やし、火を絶やさぬよう管理することの大切さを説きました。
 竹筒の底が焦げ、火が移り始めると、出来上がりです。かまどの火を抜いて蒸らすころには、里山地域研究会の女性陣が特製カレーを持ち込んでスタンバイ。子どもたちは竹で作った竹皿にご飯を盛ってもらい、カレールウをかけてもらって、仲良くいただきました。竹筒カレーライス、野性的でおいしかったです。
 里山地域研究会のメンバーは「準備は大変ですが、子どもたちの笑顔や喜んでくれている姿を見ると、こちらが元気になります。我々の活動は、子どもたちがエネルギーです」と話していました。

竹林に入り、竹を切りました

竹筒でごはんづくり

長い竹皿で、みんな仲良くカレーライスを食べました

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