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2020年5月21日
新型コロナウイルスからの感染予防で、外出自粛の暮らし方が求められていますが、福祉レク・ネットワーク鳥取代表の玉木純一さん(北栄町)は脳トレパズルをつくり、「パズルで〝巣ごもり〟、コロナに負けるな」とプレゼントしています。
玉木さんは元高校教師、県レクリエーション協会の副会長です。毎年、県内の保育士、介護士、公民館職員などにレクリエーションやコミュニケーションの大切さを伝え、老人クラブなどでは早口言葉や歌などで認知症予防を指導しています。その講演回数は県内外合わせて年間150回にもなるといいます。
それが今年の春はコロナ禍ですべてキャンセル。正枝夫人のマスクづくりのそばで、本などを参考にパズルづくりに励みました。百均ショップで求めた材料を使って、「色並べ」「矢印合わせ」「ダイヤモンド」など5種類のパズルをたくさんつくりました。いずれも年代を問わず楽しめ、数日挑戦してもできないとあって、「家族ぐるみで夢中になれる」と評判です。
玉木さんによると、これらのパズルは講演再開に備えてつくったものだそうで、「コロナで〝巣ごもり〟を強いられるお年寄りに役立つなら」と、日本海新聞読者にプレゼントすることにしました。
倉吉市の日本海新聞中部本社で5月21日、先着順で配布しましたが、市内のお年寄りや三朝町の高齢者施設などが次々に訪れ、即日〝完配〟しました。
玉木さんは「外出を控え、家にいる時間が多く、長くなりますが、パズルで集中力や記憶力を高め、足踏み運動や新聞を声を出して読んだりすれば、認知症予防になるので、がんばりましょう」と、〝巣ごもり〟生活にエールを送っていました。