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2020年2月22日
岩美町の東地区公民館で2月22日、人権講演会があり、心と体の健康づくりを進めている「のばなの会」(荻原元春代表)が、話と歌と体操で「生かされている人生をよりよく生きましょう」と呼びかけました。およそ50人が参加しました。
荻原さんが「高齢者の人権」について話しました。認知症の父親との生活体験談です。一時、行方不明になって父親の病気を知り、長くデイサービスや介護施設に入り、いま病院で集中治療中とのことで、たくさんの人のお世話になってきたといいます。そんな家族の頼りになるのは仲間や地域。支えあいの社会を大切にしましょうと訴えました。
荻原さんによると、全国の認知症患者は400万人、5年後には750万人。パソコンの普及などで若年性が増えており、7人に1人の割合に広がると予測されています。ちなみに鳥取県は人口や年齢構成などで3人に1人という見方もあるそうです。
会場が少し沈んだところで、荻原さんのギターとハーモニカで歌が入ります。「上を向いて歩こう」「なごり雪」など。手拍子が入り、会場は次第に盛り上がります。
引き続いて、のばなの会の介護予防運動アドバイザーの西田清美さんが、寝起きにできる朝の健康体操を実演、紹介しました。「ヒトの体の70%は水でできています。のどが渇く前にどんどん飲みましょう」「すぐ起き出すと血圧が上がります。ベッドの上で5分間くらい手足を伸ばして、血液を心臓に戻してやりましょう」「毎朝、できることから続けましょう。筋肉貯金が大事です」などとアドバイス。参加者はイスの上で簡単にできる体操が気持ちよさそうでした。
東地区自治会の中島睦郎会長は「自ら健康になれば、家族も地域も明るくなる。健康体操の習慣をつけ、カラオケも楽しみましょう」と、参加者に呼びかけていました。