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2019年6月15日
三朝町の青空体験塾(吉田定夫塾長、34人)は6月15日、バス遠足で鳥取市さじアストロパークに出かけ、プラネタリウムなどで「星取県」を学びました。
青空体験塾はNPO法人・里山地域研究会(田栗泰典理事長)が開設しているもので、8年目になります。地域の子どもたちの育成がねらいで、田植えや稲刈り、植樹やシイタケ栽培など里山の魅力を伝えています。毎年6月にはバス遠足をしており、「星取県」として売り出し中の郷土・鳥取県を知るため、さじアストロパークに出かけました。
さじアストロパークは今年開設25周年。国内トップクラスの美しい星空と大きな望遠鏡(103cm反射望遠鏡)を備える国内有数の公開天文台です。プラネタリウムや望遠鏡付き宿泊施設などがあり、楽しみながら星や宇宙のことを学べるとあって、教育旅行の拠点になっています。
この日訪れたのは塾生29人と父兄、研究会メンバーの46人。プラネタリウムでオリジナル番組の「星取絶景」を観賞し、大きな反射望遠鏡を見学しました。
「星取絶景」はさじアストロパークが撮りためた天体写真を使って、宇宙の秘密に迫るもので、星の誕生から消滅までを解説しています。
それによると、宇宙ができたのは138億年前、太陽や地球が誕生したのは46億年前です。星は数千年~数百億年、光り続けて一生を終えますが、星の最期に炭素や酸素、窒素などが宇宙にばらまかれて、太陽や地球が生まれたそうです。つまり私たちの体は星をつくっていた材料、「星くず」でできているというわけです。
これから星の学習が始まるという4年生は、「難しかったけれど、面白かった。これからは星空を見るようにします」と話していました。さじアストロパークによると、夏の夜空は木星や土星がよく見える好季節だそうです。