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2019年4月14日
山陰道大山ICの近く、大山町宮内のカラス天狗像がある仁王堂公園で4月14日、花の市があり、お茶会や凧(たこ)づくり、特産品販売などがありました。
地元住民などでつくる仁王堂活用プロジェクト(池田満正代表)が立ち上げたイベントで、仁王堂公園の桜のPRや施設利用を活発にするのが狙いです。シニアバンクから仁王堂茶楽会(横川佐津子代表)と米子福生凧の会(安井賢会長)が参加しました。
茶楽会の世話人・杉谷愛象さんによると、去年の2018年は豊臣秀吉の京都・醍醐の花見から420年、松平不昧公没200年に当たり、これを記念して仁王堂で流派、社中を越えてお茶会を開いたところ好評で、折々に「ぼてぼて茶会」を重ねてきたといいます。
この茶会が核になって活用プロジェクトに発展したもので、地元野菜や境港の海産物、伯耆町のそばなどが並び、公園の芝生広場では凧の会の指導で凧づくり、凧揚げが行われました。あいにくの花冷えの荒天でしたが、凧の会の星野章作さんらは大山下ろしの風を読みながら、畳よりも大きい大凧を元気よく揚げていました。凧づくりに参加した淀江小学校1年生の児童は、雨に負けないドラえもんの凧を完成させてごきげんでした。
仁王堂はかつて大山寺領の入り口に位置し、淀江港などに通じる坊領道のそばにあったといいます。その台地には現在、大山の守護神・カラス天狗の立像(台座を含めて高さ約11m、重さ約10t)が整備され、公園のシンボルになっています。大山町が平成9年、天空を自在に羽ばたくカラス天狗にあやかって、未来に羽ばたくまちづくりを目指してつくったものです。杉谷さんは「立派な公園を持つ私たちも羽ばたかなくては。これからも写真展や書道展など次々にイベントを展開していきますよ」と話していました。