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2018年11月19日
鳥取姫柿愛好会(五百川猛会長、13人)の姫柿盆栽展が11月19日まで鳥取市の県民ふれあい会館であり、会員の力作を発表するとともに、可憐で長寿の姫柿栽培をPRしました。
姫柿は中国原産の渋柿。浙江・江蘇・福建省などの奥地に自生しており、ロウヤガキ(老爺柿、老鴉柿)と呼ばれています。手のひらに納まるほどの小さな実をつけ、赤色・黄色・だいだい色、長実・丸実など色も形もいろいろです。この多種多様さで、日本では盆栽や庭木に活用されています。
鳥取愛好会の盆栽展は今年で9回目です。会員それぞれ3~4鉢出品し、出来栄えを比べ合いました。柿の品種は「赤頭巾」「長寿」「紅真珠」「楊貴妃」「萬寿」など100種類ほどあるうえ、枝ぶりも工夫できるとあって、展示会場はにぎやかです。来場者は個性豊かなそれぞれの姫柿を見比べて、「これ、かわいい」「格好いい」などと観賞していました。姫柿の盆栽は床の間や玄関、食卓に飾る人が多いそうです。
会員の村上豊之さんによると、種を3~4月に植えると、梅雨のころには芽が出て、水や肥料を欠かさず3~4年育てると、実がつくそうです。異種交配したり、種から育てるので、世界に一つしかない樹種が誕生することが多く、姫柿栽培の魅力といいます。
展示会場では実生用の姫柿の実が無料配布され、会員は「栽培方法を教えてあげます。身持ちの良い長寿の木を育てませんか。楽しいですよ」と呼び掛けていました。
写真上:にぎわう姫柿盆栽展