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2017年9月28日
鳥取市の浜坂公民館は八頭郡若桜町の「いやし地蔵」作家・川上巧さんを講師に迎えて地蔵づくり教室を開き、主婦など10人が参加しました。
川上さんは体調を崩して入退院を繰り返すなかで一念発起。河原の小石で、お地蔵さんづくりを続けています。作り始めて8年、その数は間もなく2万体になるそうです。
名づけて「いやし地蔵」。長さ5~10cmほどの小石にマジックと絵の具で合掌したお地蔵さんを描いたもので、その素朴な姿が「いやされる」「やすらぐ」などと評判になり、若桜道の駅の土産品になっています。日本海新聞にも時々、作品の紹介写真が載り、根強いファンに支えられています。
地蔵づくり教室は紙やゴツゴツ、ザラザラとした石を使って首や肩、目や口などの線入れを練習し、感触をつかんだ後、製作開始。参加者は川上さんの指導を受けながら、よだれかけに赤い色を入れ、ボンドで台座に取り付けて仕上げていきました。
完成したのは、それぞれ2体が寄り添うお地蔵さん。そのほほえましい出来栄えに、参加者は「うちの夫婦仲みたい」「いつもこうだといいのに」などと、にぎやかに品評会。川上さんは「悲しいこと、辛いことが多い人生ですが、お地蔵さんのおかげをいただいて、前向きに生きていきましょう」と講和されていました。
※写真上:川上巧さん