HOME | 活動紹介
2026年9月12日
倉吉市を中心に活動する傾聴ボランティア「あいりす」(代表礒谷弘子さん)が主催する養成講座が9月12日、鳥取県倉吉市福吉町の倉吉福祉センターでありました。2011年から始まった養成講座には、県外や米子市から参加した方々を含めみなさんが真剣な表情で傾聴を学びました。
講師は鳥取短期大学幼児教育保育学科助教の野田諭さん、心理学が専門です。講義はアメリカの心理学者カール・ロジャーズから始まりました。ロジャーズは人の話を聴く(傾聴する)際に大切とされる3つの基本姿勢「ロジャーズの三原則」を提唱しています。技法ではなく話を聴く態度を説いたものです。
ロジャースの三原則
⑴自己一致 ⑵無条件の肯定的尊重 ⑶共感的理解 自分にウソをつかないこと。相手の考えや価値観を尊重すること。相手の感じたことを自分のことのように感じることです。当たり前のことのように思われますが、傾聴ボランティアとして活動する上ではたいへん難しく、「話を聴く態度」として具体的に表現するための方法に悩んでいました。
野田さんは「相手は、自分のことを100%理解していると感じると話しにくいものです。全てを分かる必要はないのです。ただし、分からないことがあることを意識していることが大切です」と話しました。
一方が4つの図形を言葉で説明し、他方が書くワークショップをしました。制限時間は1分です。上から順に□△◇〇を書く問題ですが、各図形は1点で接しており、長方形、二等辺三角形、楕円等の微妙な点を伝えることの難しさを体験しました。長方形は長辺を横に書くものだと思っていたら縦に書いたりと、出来上がったものは伝えたい内容とはかなり異なる例もありました。「共感的理解は難しいですし、違いがあって当然です。ただし、話がずれたまま進むと大きな誤解になりかねません」という説明に納得していました。
傾聴ボランティア「あいりす」では入門講座を実施します。添付しているチラシをご覧ください。