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昭和ばけばけ物語   朗読バラエティ花みずき

2026年6月07日

 朗読バラエティ花みずき(代表遠藤玉恵さん)の第15回花みずき朗読会「昭和“ばけばけ”物語」が6月7日、鳥取県倉吉市上灘コミュニティセンターでありました。毎年開催している公演はいつも大盛況で、2百名を越える花みずきファンの皆さんから約2時間の熱演に大きな拍手が送られました。公演は3部構成、そしてゲスト出演としてリコーダーアンサンブル「enne(エンネ)」の演奏です。
第1部は「クマタカの羽根」、倉吉市小鴨地区に伝わる民話です。クマタカを捕まえて大儲けを企むくまさんを地元の方が演じ、方言いっぱいの熱演が大うけでした。
第2部は「ふたりはいっしょ~よていひょう~」、絵本作家アーノルド・ローベル原作の物語は一日の予定表をつくり一つ一つ終わったら傍線を引いていくがまくんと、風に飛ばされた予定表を探しにいくかえるくんの友情あふれる温かい作品でした。
次はゲスト出演リコーダーアンサンブル「enne(エンネ)」の演奏です。音楽の授業で使うアルトリコーダーのほかに、ソプラノニーノ、テナー、バスなど大きさもさまざま。「小さな世界、虹の彼方に、雨降りお月さん、明日があるさ」等を優しい音色で楽しませてくれました。
 第3部は嶋津輝原作の直木賞受賞作「カフェーの帰り道」を青木勇嗣さんが脚色した作品、大正から昭和に隆盛したカフェーで働く女給たちの物語です。小さい頃から嘘つきな美登里は母や友人、同僚に嘘をつき楽しんでいました。困ったもんです。
 ある日、カフェーに新人が入ります。自称19歳の妹小路園子、男爵家の令嬢と名乗ります。風邪を引いた園子を美登里が自宅に送っていきます。お家は大邸宅で義母が応対します。「実母は老衰でなくなり私は後妻、40歳になる園子は家から出ず心配してたところが外出するようになり、あなたのような友だちが出来て喜んでいます」
 ここで美登里は一世一代の嘘をつきます。「私はコロリにかかり園子さんが看病してくれました。園子さん、お母さんにもうつっているかも知れません」と、カフェーで働いていることは一言も言いません。お母さんを心配させたくなかったのです。
 「誰かに見て欲しかった、自分の存在を知ってほしかった」そんな園子の思いを胸にしまうためについた大嘘。心温まるお話でした。華やかな着物を着た皆さんの熱演でした。
 出演された皆さんを紹介します。出演順に亀田恵子、礒谷彰、米田光久、青木勇嗣、遠藤玉恵、廣谷静枝、西本眞理子、米田春恵、礒谷弘子。ナレーター青木雅子、効果(映像・音響)牧野隆一 MCと構成演出青木勇嗣 すてきな作品をありがとうございました。

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