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2025年11月03日
「座ったままできる!健康ストレッチ講座」が11月3日、鳥取市立気高図書館でありました。講師は介護予防士岩村啓朗さんです。
ストレッチとは「筋肉を伸ばして柔軟性を高める行為」ですが、テレビ等で見るストレッチは高齢者向きではないそうです。その通りに実践すると、体に調子の悪いところがある高齢者にとっては「負荷を与え過ぎる」ため、自分の体にあったストレッチをすることがポイントと言われていました。
岩村さんは、体の各部位に効果のあるストレッチ体操を1時間半にわたり参加者に試しながら説明しました。例えば「転倒防止」のためには股関節から膝に繋がる筋肉をマッサージすると足をあげやすくなる」と言われ、参加者に試してみると確かに膝が高く上がります。所要時間は10秒余り、その効果にみなさんビックリです。もう一つ、転倒防止に必要なのは「他のことを考えながら歩かないこと」だそうです。
股関節は歩く、走る、しゃがむなど日常生活のさまざまな動きを可能にし、体重を支え、衝撃を吸収する重要な役割を担っており、多くの場面に登場しました。
肩甲骨のあたりを指4本で肩に向かって摺り上げながら腕を回すと巻き肩(猫背)が修正されます。これもみなさんがビックリしながら試していました。
そのほかにも参加者が気になる、調子が悪い部位のストレッチが始まると質問が次々に飛び出します。ご自分の症状を説明し、適切なストレッチ体操を教えていただく。講座終了後も残り、膝の悩みや畳に座って楽に立つ方法など相談会は続きました。
岩村さんは「自分にあったストレッチを見つけること。決して無理をしないこと。そして続けることが大切です」と何度もお話されていました。