とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」
0857-59-6338
お問合せ お気に入り

HOME活動紹介

五十年の軌跡 初の書展開催   書家 小林直樹さん

2025年6月21日

 高校生のとき柴山抱海氏に出会い書道を始めた小林直樹さん。初となる書展が6月19日から22日まで、鳥取市のとりぎん文化会館展示室で開催されました。プロの書家ではない小林さんは「個展を開催することなど、以前は考えてもいなかった」と言います。今から11年前に両足が麻痺する病に侵され杖がないと歩行できなくなり、目指す書が書けなくなったそうです。足が不自由な中、工夫に工夫を重ね、机上で作品を書き続け、十年ほど時がたった頃、今まで目指してきた書を「友人、知人に見ていただきたい」と思うようになり、昨秋から準備を進めてきました。
 小林さんが目指す書は「太く、重たく、けれど明るさや温かさを感じるもの」です。大書は母校の体育館を借り「一気に書き上げた」と言います。展示した30数点は1990年から2024年にかけて書き上げたもので大書が多くあります。「太く、重く、けれど明るさや温かさを感じるもの」ばかりです。観覧に来た小学生の質問にも優しく応える小林さんには、ずっと書家として書き続けていただきたいと思いました。

一覧に戻る