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「うわなだバーレムライフ」幸せいっぱい   朗読バラエティ花みずき

2025年6月07日

 朗読バラエティ花みずき(代表遠藤玉恵さん)の第14回花みずき朗読会「うわなだバーレムライフ」が6月7日、鳥取県倉吉市上灘コミュニティーセンターでありました。毎年開催している公演はいつも大盛況で、この日集まった2百名を越える花みずきファンの皆さんから約2時間の熱演に大きな拍手が送られました。
 バーレムライフは花みずきの青木勇嗣さんのMC、脚色で進みます。まず、民話「狸が田内橋を渡った」は人を騙す狸を改心させるお話しです。田内は上灘地区の名称で、地元に伝わる民話が大切にされています。「朗読『うわなだ街角サロン』」は新美南吉童話集より3作、「みんなの心がほぐれるようなお話し」です。このうち「お母さんたち」は小鳥と牝牛と蛙のお母さんのお話しで、子守歌を知らない小鳥と牝牛に蛙が教えます。ユーモアたっぷりの演技に会場は笑いで包まれました。「夏の思い出」「浜辺の歌」を皆さんで歌い、そのあとは体操をして心と体をほぐしました。
 いよいよ「花みずき版・Life ライフ」の上演、くすのきしげのり原作の童話を青木さんが脚色しました。だれも働いていない、なにも売っていない小さなお店「ライフ」には噂を伝え聞いてお客さんがのぞきに来ます。春、亡き夫が大切にしていた種をライフに置いて行きます。ハナエは夫の死から立ち直ることが出来ずにいます。
 ヒロミは以前ライフから持ち帰った絵本を、また持って来て種をいただきました。いつも失敗しているヒロミは「今度こそ咲かせるぞ」と意気込みます。フジコとアキオ夫婦は、その絵本を見つけます。それはアキオが我が子に読もうと買った本でしたが叶わずじまいでした。「また巡り合えたのは奇跡」と孫に読んでやろうと持ち帰ります。このほかにも幸せなエピソードが語られます。春夏秋冬と一年が過ぎ、ハナエは亡き夫の種を持ち帰ったヒロミが見事に開花させお花畑になっていることを知ります。そしてハナエは、やっと夫の死から立ち直ることができました。幸せが続く素敵なお話しでした。
 出演された皆さんを紹介します。出演順に青木勇嗣、遠藤玉恵、亀田恵子、米田光久、西本眞理子、廣谷静枝、米田春恵、村田江里、牧野隆一、青木雅子、礒谷弘子、礒谷彰、村田悠芽、村田咲音(敬称略)。みなさん、すてきな作品をありがとうございました。

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