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2025年2月16日
とっとりいきいきシニアバンク生涯現役まつりが2月16日、倉吉市駄経寺町のエースパック未来中心でありました。今年度は中部地区開催、5組の皆さんに公演いただき110名の皆さんが楽しみました。
開会にあたり主催者を代表して、鳥取県社会福祉協議会藤井喜臣会長よりシニアバンクの紹介に続き、「今年10年目を迎えるとっとりいきいきシニアバンクでは、多くのシニアの皆さんに活躍いただいている。昨年開催されたねんりんピック鳥取大会を記念し11月には『笑みの花咲くねんりんフェスタ』を開催」とあいさつがありました。
最初の出演は「とっとりのお手玉の会」です。船越玲子会長のお手玉の会の紹介のあと、様々な遊び方を教えていただきました。受付時に来場者にお渡ししたお手玉を使ったコーナーでは、昔遊んだことがある皆さんも一緒に楽しみましたが、かなり難しかったようで「出来よったになあ、久しぶりにすると全然いけんわあ」との感想も聞かれ、お手玉はフレイル予防にも効果があると実感していらっしゃいました。
次は「朗読バラエティ花みずき」の「福がついたおとっつあん」の上演です。花みずきは古典芸能から民話、詩、エッセイ等あらゆる演劇要素を朗読風にアレンジして発表しています。毎年エースパック未来中心小ホールで開催する自主上演は満席で、楽しみにしているファンもたくさんいらっしゃいます。倉吉市西郷地区に伝わる民話をもとにした朗読劇は方言をたっぷりと交え、笑いと暖かな人情喜劇で惜しみない拍手が送られていました。
講談師松風軒倉山さんの登場です。倉吉市西町の国登録有形文化財豊田家住宅の豊田亭で倉吉市に因んだ歴史講談を上演されています。本日の演目は「桃太郎少年琴櫻」、松風軒倉山さんの創作講談です。倉吉市出身の初代琴櫻関の出生から中学生までのエビソードを交え、迫力ある語り口で上演いただきました。地元出身の横綱琴櫻関、来場者はなつかしそうに聞いていました。
倉吉の民話の会は4名の方が鳥取県中部に伝わる民話を話しました。順に北村仁美さんは「国府川上流のハンザキ」、小矢野操さんの「みみろくさん」、八島史郎さんは「藤井寺のはじまり」、会長の伊佐田品子さんは「天神川の河童」です。忘れられがちな民話ですが、人のぬくもり、暮らしの知恵、大切な教えがたっぷり詰まった民話を語り継いでいます。地元に伝わる民話になつかしさを感じながら聞き入っていました。
和楽器演奏グループ因伯音(いんぱくと)、山内謙一さん、小泉和子さん、山内有二さんの3名は三朝温泉ほっとプラ座あったか座で定期的に演奏会を開催しています。三味線、和太鼓、篠笛等で本格的な和楽器演奏と小泉さんの躍動感あふれる歌で楽しませてくれました。学校への出前演奏会や地域の祭りでの演奏等で活躍しています。貝殻節元唄、じょんがら節、よさこいソーラン節等7曲を披露、貝殻節元唄では掛け声の「ヤーレコゲ、ソーレコゲ」を会場の皆さんとやり取りし、皆で楽しみました。
出演者の最高年齢は90歳、来場者の最高年齢は97歳。皆さん元気です。好きなことに熱中しみんなで楽しむことが、元気でいる秘訣ですね。