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2025年1月12日
詩吟を愛する鳥取岳風会(会長福田岳扇さん)の令和6年度吟詠発表会が1月12日、鳥取県米子市末広町米子コンベンションセンター小ホールであり、日ごろは各教場で練習されている皆さんが成果を発表しました。
詩吟は和歌や漢詩などを独特の節回しで吟じますが、歌謡や連吟、構成吟などもあり趣向を凝らしたものでした。
第一部から第三部は独吟で、小学生の無段の男の子から、各段、奥伝、皆伝、準師範と順に吟じました。最初に吟じた小学生は吟じ終えると会場のお母さんに駆け寄り、緊張が解けたようでした。お母さんが優しく頭をなでている様子が微笑ましく、長く詩吟を楽しんで欲しいと思いました。
第四部は賛助出演等で大山詩吟同好会の徳本義則さんの「元二の安西に使するを送る(王維)」、伊藤保徳さんの歌謡吟「川は流れる 山のあなたの(カールブッセ)」など聞きごたえのある6詩吟を楽しみました。
第五部の構成吟「氷雪の門」「山陰の麒麟児山中鹿の介」など4詩吟は二人から十四人による吟詠で、練習の成果がうかがえました。
第六部、第七部は師範、会長吟詠で、鍛え上げられた朗詠には重みが感じられます。
終りの講評で会長福田岳扇さんは「発表会には吟詠と吟道の二つの形があるが、吟道はルールが厳しく、硬くならないで楽しくやってほしい」との思いで吟詠発表会にされたそうです。詩吟は大きな声でストレス解消、腹式呼吸で健康維持、老化防止に役立ちます。なにより楽しい仲間と上達する喜びを共有することができます。一緒に詩吟を楽しみたい方は福田会長(0859-29-2466)までお問合せください。