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万葉集 山部赤人の名歌を鑑賞   中永廣樹さん

2023年3月12日

 鳥取市国府町の因幡万葉歴史館主催の万葉集講座が3月12日、隣接する国府町コミュニティセンターで開催され中永廣樹さんが「山部赤人の名歌を鑑賞する」と題して講演しました。
 山部赤人は万葉集の叙景歌を代表する歌人です。中永さんが選んだ主に旅先で詠んだ歌10首を、歌の解釈に加えて当時の時代背景や文法、他の歌人との比較などを熱心にメモを取りながら20数名の皆さんが鑑賞しました。
 冒頭は「天地の 分かれし時ゆ 神さびて 高く貴き 駿河なる 富士の高嶺を・・・・・(巻三 三一七)」、駿河の国で赤人が富士山を眺めて詠んだ長歌です。8世紀、富士山は都から遠く離れて実際に見ることが難しいあこがれだったのでしょう。そんな富士山を褒め称えこれからもずっと語り継いでいこうと詠んでいます。
 因幡万葉歴史館は、かつて因幡の国庁が置かれ国守として万葉歌人大伴家持が赴任した地です。万葉集に親しむことのできる施設として、万葉集の魅力を味わっていただけるよう万葉集講座をはじめ多くの体験やイベントを行っています。
 写真の説明:講師の中永廣樹さん、講座の様子、因幡万葉歴史館です。

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